■老後の住居選択

老後の住まいは“現在”と“今後”、そして“健康”と“病気”を考慮する必要がある。

年齢を重ねると身体が動かなくなったり、病気がちになったりする。

階段や段差はもちろんのこと、トイレや洗面所の位置や高さも、使いやすかったものが使いにくくなる事がある。

まず、“現在”の住居が『持家』の『戸建て住宅』『分譲マンション』なのか、『賃貸住宅』なのか。

そして“今後”はどのような住居がいいのか。

『持家』の『戸建て住宅』なら、住み続けるなら建物や住宅設備の経年劣化などで修繕費が掛かり、『分譲マンション』なら住戸の修繕費が掛かる。

『賃貸住宅』なら、住み続けるなら修繕費はないが家賃がかかる。

住替するなら、新たな住宅の購入費、老人施設の入居費、賃貸住宅の家賃などの選択がある。

老人施設は、サービス付高齢者向け住宅(サ高住)なら入居費は約20万円で月額は約17万円が掛かる。

有料老人ホームなら入居金は約600万円で月額は約24万円が掛かる。

賃貸住宅は、家賃が約10万円が掛かる。

住替るつもりはなく、現在の住居に住み続けるならどんな費用が掛かるのか。

戸建て住宅なら建物修繕費が掛かる。

修繕周期は5年のシロアリ駆除で約15万円。

15年の屋根葺きで約85万円、外壁サイディングで約130万円、バルコニー防水で約35万円、雨どい等交換で約35万円、給湯器交換で約40万円。

20年の浴室交換で約100万円、30年の給水管、排水管の交換で約90万円。

築30年目で大規模修繕工事を実施すると約1000万円近くの費用が必要となる。

分譲マンションは管理組合で建物の大規模修繕工事を実施するが、毎月の修繕積立金の支払はある。

自宅に住み続けならが老後の生活費を借り入れる事もできる。

金融機関から自宅を担保に資金を借りるリバースモーゲージを利用すれば、住みなれた自宅で生活費を借りて、最後は自宅を売却して借入金を返済する制度である。

病気や老化で自宅で生活できなくなり老人施設に入居する場合も、現在の自宅をどうするのか決めておく必要がある。

資金的に余裕があり自宅を空き家のまま放置すると、それでも費用は掛かってくる。

毎年の固定資産税、すぐに利用できるためにも水道光熱費、火事や災害などのため火災保険、建物劣化の修繕費、植栽などの庭手入れも考慮する。

老後の住居は直前になって考えるのではなく、60歳を超えたらある程度、準備しておく必要がある。

知らんけど。

【俺の経済新聞 2022年8月26日】

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