■世界、住宅価格高値水準
世界で住宅価格が高騰している。
不動産投機の過熱やロシア戦争による資源高を背景に、先進国の住宅価格の伸び率は2022年1月~3月期に前年同期比15%を記録した。
アメリカは金融引締で住宅着工が減少に転じたが、価格は高止りが続いている。
価格上昇の要因の1つには不動産投機の過熱があり、コロナ対策で先進国の中央銀行は利下げなど金融緩和に動き、低金利環境下で溢れた投資マネーが住宅市場に流込んでいる。
イギリスではロンドンの最安値の住宅でも平均世帯年収の8倍に達している。
コロナ危機により在宅勤務が浸透しアメリカやカナダなど郊外の戸建て住宅の建設が相次ぎ、“ウッドショック”で木材不足になり、さらにロシア戦争で物流が滞り住宅資材も高騰した。
アメリカは政策金利の引上げで住宅ローン金利の上昇している。
今ある在庫が何ヶ月で売切るかを示す中古住宅の販売在庫期間は3.3ヶ月と短く、物件が中古住宅市場に出回ってから売買されるまでの期間も平均で14日と、売出せばすぐに買手が見つかる状況である。
住宅価格の高騰や住宅ローン金利の上昇でも、一部の購入希望者の意欲は衰えていない。
住宅市場と連動性が高い賃貸市場の動向にも影響を受けやすく、家賃などの上昇が住居費を通じて物価指標を押上げる。
賃貸市場は住宅市場に少し遅れて上昇する傾向があり、住宅価格が今後下がっても、家賃が下がるには時間が掛かる。
住宅価格高騰や住宅ローン金利上昇で購入を諦めた人が賃貸市場に流込む動きもあり、住宅市場の減速が家賃上昇圧力を掛けている副作用もある。
知らんけど。
【俺の経済新聞 2022年8月21日】
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