■2022年、未来の住宅像
2019年に中国で発症した新型コロナウイルス感染拡大に伴い、在宅勤務などテレワークやリモートワークが浸透し、住宅の在り方も大きく変わった。
IT(情報技術)進歩やネット環境整備により働き場所も自由に選択できるようになっている。
朝早く郊外の住宅から満員電車で出勤し、都心のオフィスビルで同僚達と一緒に仕事をして、夜に満員電車で帰宅する一律的な労働モデルが薄れている。
現在の技術を持ってすれば、環境が良好な田舎の自宅でパソコンを会社とつないで仕事をする事さえできる。
通勤帰宅や夜の接待に使っていた時間を、家族や畑仕事などに振り替える事もできる。
“働き方改革”と“地方移住”がキーワードとなる。
近年の異常気象など自然災害が多発し、住宅も環境対応する必要性がある。
国全体で省エネ性能が高くエネルギー消費を実質ゼロにできる“ZEH/ゼッチ”(ネットゼロエネルギーハウス)の推奨を後押しする。
エネルギー消費量の低い断熱効果の高い性能や、木造など建材が自然に戻る材料を使用し、建物が解体された後の廃材までどうなるのか考える必要がある。
どんなに環境対応型住宅と表示しても、解体された建材がゴミ処理場に埋め立てられるだけでは環境配慮型とは言えない。
海中にはマイクロプラスチックが蔓延し生態系を脅かしている大きな環境問題もある。
建材ひとつひとつが木材のように自然に戻るようにしなければならない。
“脱炭素貢献型”“新築住宅のZEH半数以上”“太陽光・蓄電池など設置”がキーワードとなる。
住宅の災害対応では、建物構造を強くする耐震性能の向上などがある。
鉄筋コンクリート造のマンションでは、『耐震構造』『免震構造』『制震構造』で地震対応をするが、戸建て住宅では導入費用から一般的とは言えない。
国土交通省が示す耐震等級も3種類あり、建物構造の強さを示している。
浸水による水害なども川や海の近く、高台など住宅の立地を見極め、自治体が公表しているハザードマップで確認する必要がある。
また、災害に遭った後、自宅で日常生活をすぐに回復させるレジリエンスも重要となっている。
“住まいの防災意識”“耐震構造”“レジリエンス”がキーワードとなる。
地方移住する人が増えているが、それでも都心で仕事をしなければならない人もいる。
最近ではリゾート地や観光地などの別荘などをサブスク(定額課金)で利用できるサービスも増えている。
都心で住居を構えながら、地方の住居を利用するハイブリッド型のスタイルも可能となった。
リゾート地で海や山を満喫しながら仕事をするワーケーションにより、都心だけでの労働では思いもつかなかったアイデアも生まれる事がある。
“ハイブリッド志向”と“多様な快適さの実現”がキーワードとなる。
住宅購入する人のほとんどが住宅ローンを利用する。
住宅ローンを借りるポイントは『借入金額』『返済期間』『金利』である。
一般的に住宅ローンの借入金額は購入物件価格の8割で、残りの2割は自己資金として現金で用意するのが理想とされる。
ただ、最近では購入物件価格のすべてを住宅ローンで賄う100%ローンを利用する人も多い。
さらに年収などから借入金額の上限を定める『返済率』も、上限いっぱいに借りて高額帯の住宅を購入する人もいる。
現在は金融緩和策として低金利政策が実施されているが、この政策が方向転換して金利上昇すれば、住宅ローン返済に大きな影響を及ぼす。
住宅ローン控除など政府による支援策もあるが、住宅購入は身の丈にあった住宅価格と住宅ローン借入が必須条件である。
“住宅ローン制度内容の変化”“非課税措置や補助金確認”“世界は金利上昇傾向”“無理ない住宅ローン返済”“固定と変動の金利タイプ”がキーワードとなる。
環境意識の高まりから木造建築物が注目を集めている。
日本国土の7割近くが森林のため、昔から日本の住宅は木造建築物が多かった。
1900年代の産業革命により鉄とコンクリートという新建材が登場し、建築物の効率化や経済性により都心を中心に鉄筋コンクリート造が増え続けた。
その反面、建設資材や建築工事により環境負荷や自然破壊も続けれら、世界的な異常気象など環境崩壊を招いている。
日本では再び木材を利用した建築物を推奨する流れが出来つつある。
木材の耐火や耐震も技術により向上しており、15階建ての木造建築物も可能となった。
木造建築物の室内も『木の香り』や『木の見た目』から安らぎや落ち着きなど心理的な効果を生んでいる。
“中高層木造建築物”“最適な木造工法”がキーワードとなる。
知らんけど。
【俺の経済新聞 2022年7月29日】
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