■アメリカ、住宅販売減速

アメリカの住宅市場の減速感が強まっている。

2022年6月の中古住宅販売は5ヶ月連続で前月を下回り低水準となっている。

住宅ローン金利上昇と物件価格高騰で需要が冷え込んできた。

住宅ローン申請件数も低水準となり、アメリカ連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)では、30年固定の住宅ローン金利(週平均)は5.51%と2021年末より2.4%高い。

インフレ懸念からアメリカ連邦準備理事会(FRB)の金融引締方針により金利が上昇しており、それに引きずられ住宅ローン金利も引き上げられている。

一方、中古住宅の販売価格(中央値)は2022年6月に41万6000ドル(5700万円)と前年同月比で13.4%上昇し過去最高水準となる。

住宅など不動産市場は、買手の需要が少なくなれば、売手が供給する物件価格は下落するのが一般的だが、今回の住宅市況はそれを反映していない。

アメリカでは低所得者向けの住宅政策で2009年のサブプライムローンの破綻をきっかけに、その後の新築住宅建設が低迷した。

そこに2019年に中国で発症した新型コロナウイルス感染拡大に伴い、在宅勤務などテレワークやリモートワークが浸透し、郊外や地方の住宅需要が急増した。

新築住宅は人手不足や木材が足りなくなるウッドショックなどが起こり、既存の中古住宅も品不足となる。

そんな住宅需要に目を付けた投資ファンドのマネー流入もあり、住宅価格高騰が始まっている。

住宅需要がないのではなく、購入希望者が買えない水準にまで達しているのがアメリカの住宅市場の現状である。

知らんけど。

【俺の経済新聞 2022年7月21日】

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