■マンションのEV充電器設備

マンションにEV充電器設備の新設が増えており、2022年には3000基を見込んでいる。

2022年度から補助金対象となる設置数の上限が撤廃され、無料で設置するサービスも登場している。

既存マンションを対象に国がEV充電器設備費の半額、設置工事費の全額を支給する補助金の対象は2021年度は全駐車場数の1.5%までだったが、2022年度からこの上限が撤廃され、1棟あたりの設置数が増加している。

マンションは敷地や駐車場の空きスペースが少なく、設置場所の確保が難しい事情がある。

EV(電気自動車)は時代の流れでもあり、今後、マンションの居住者もEV購入が増えると予測される。

EV充電器設置工事会社の神奈川県横浜市にあるユアスタンドへの問合せが増えている。

マンションを対象とした新たな充電サービスの広がりもEV充電器設置数を押上げている。

東京都渋谷区にある格安EVをインドなどで展開するスタートアップのテラモーターは、既存マンション向け充電サービスに参入する。

無料でマンション敷地内にEV充電器を設置し、利用者から1時間あたり150円~200円の料金を得る。

東京都渋谷区にあるEV充電サービスを手掛けるソフトバンク系のユビ電は、マンションへのEV充電器設備設置を支援する。

新築マンションは購入者の要望に応えるため予め設置している場合が多い。

東急不動産は、東京都目黒区の“ブランズ上目黒諏訪山”で総戸数19戸分のEV充電器19基を設置した。

野村不動産は、2025年完成する神奈川県相模原市のタワーマンションで、200台の駐車場全区画にEV充電器を設置する。

大京は、2023年以降に販売する新築マンションで駐車場の50%の区画にEV充電コンセントを整備する。

残りの50%にもEV充電コンセントが増設できるように配線は設けておく。

総務省の調査では、マンションに住む世帯の割合は日本全体の4割を占めている。

経済産業省の調査では、EV購入者のうち、マンションに住む人の割合は1割程度に止まっている。

EV充電器の整備が進んでいない環境では、EVの購入をためらう人が多いという。

知らんけど。

【俺の経済新聞 2022年7月16日】

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