■アメリカ、住宅価格高騰
アメリカの住宅など不動産市況が過熱し、一般人の住宅購入や賃貸借が困難な状況に陥っている。
不動産投資はインフレに強いとの思惑から、投資ファンドがアメリカのあらゆる地域の物件を買い漁り、不動産価格の上昇を招いている。
投資ファンドのブラックストーンは、傘下の不動産会社インビテーションホームズを通じて、8万2000軒の物件を保有する“アメリカ最大の大家”と言わる。
2021年の利益は前年比2桁の伸びを記録した一方、保有物件のメンテナンス費用は4%弱しか増えていないため、賃貸住宅の質向上に努めていないとの見方がある。
主要20都市の住宅価格の2022年4月は前年同月比21.2%上昇し過去最高の伸び率となった。
投資ファンドなどが戸建て住宅を購入し、賃貸物件として家賃収入を得る投資モデルが広がっている。
購入物件をリノベーション(改修)して従来より高い家賃で貸すため、平均賃料も上昇している。
投資ファンドは金融機関からの借入金ではなく、投資家から資金を集め不動産に投資するため、金利動向を気にしないで投資できる。
アメリカでは2009年の金融危機以降、サブプライムローンの失態から新築住宅建設が進まず、住宅供給が急減して、その反動で現在では中古住宅の在庫不足となっている。
そこに投資ファンドの資金流入が重なり、FRB(アメリカ連邦準備理事会)の度重な利上げにも関わらず住宅価格は高止まりしている。
さらに住宅ローン金利も上昇し、購入希望者が住宅価格と住宅ローン金利の急上昇で住宅を買えない状況となっている。
30年物固定住宅ローン金利は2022年6月の平均で5.70%と前年比の2倍に達している。
投資ファンドは割安な住宅街の不動産も買い漁り、住宅価格が全体的に上昇している。
知らんけど。
【俺の経済新聞 2022年7月8日】
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