■自宅のリースバック

自宅を住み続けながら売却するリースバック。

リースバックの正式名称は“セールアンドリースバック”と言い、自宅の不動産を売却し、その物件を買主が売主に貸すという制度。

リースバックは自宅の名義の所有権が不動産会社など買主に移転する。

似たような制度でリバースモーゲージがあるが、これは担保となる不動産に抵当権が設定されるだけで、所有権は移転しない。

リースバック後に自宅の売主が借主、不動産会社などの買主が借主となり、賃貸借契約を締結して借主は貸主に賃料を支払い自宅にそのまま住み続ける。

リースバックのメリットとしては、売主(借主)は引越する必要がなく住みなれた自宅にそのまま暮らせ、不動産会社など買主(貸主)は投資用不動産として長期所有する場合は、すでに借主が付いているため入居者募集する手間が省け、安定した賃料収入が見込める。

ただ注意しなければならない点として、リバースモーゲージは本人の意思で最後まで自宅に住み続ける事ができるが、リースバックは所有者(買主・貸主)の事情で賃貸借契約が解除されたり、途中で賃料値上げもあり、物件を売却するため退去を迫られる事もある。

不動産会社など買主に売却する際も、自宅の査定が条件付きとなり実勢価格より低く算出される事もある。

賃貸借契約も一般借家ではなく3年や5年など期間を定めた定期借家で締結する事が一般的。

それでもリバースモーゲージは担保査定のため売買査定より低く、借入できる資金は少なくなるが、リースバックは売却するためそれよりは高く査定される。

万が一の相続時でも、リバースモーゲージは相続人が金融機関に借入金の残債返済や自宅売却活動をしなければならないが、リースバックなら賃貸借契約を解除し自宅を明渡すだけで済む。

金銭的な増減と子供など相続人の手間暇を考慮してベストな選択をする事が望ましい。

知らんけど。

【俺の経済新聞 2022年6月29日】

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