■熱海土石流災害の調査報告
2021年7月3日に発生した熱海土石流災害に対して、静岡県などは第三者で結成される百条委員会を設置し、土石崩落地の関係者に聞き取りしその調査結果を発表した。
2006年から土地を所有する不動産会社の新幹線ビルディング(倒産)の元役員は、『盛土の認識はない。』『造成施工は別業者がした。』『造成届出の不備は確認し受理した行政に責任がある。』としている。
2011年に土地を取得した麦島氏の代理人は、『盛土の認識はない。』『土地には植木しただけ。』としている。
ただし、熱海市は麦島氏に対して、排水設備不備がある土地のため工事実施を要請し排水設備工事は始まった。
ただ、土地所有者の麦島氏は工事責任はないとして工事費支払いを拒否し、請求は旧所有者の新幹線ビルディング(倒産)にするよう施工業者に指示。
そのため施工業者は代金未払いのため工事を中断する。
麦島氏は、他の施工業者に依頼するが、その施工業者が工事前に熱海市に相談すると『あの土地には触るな。』と警告する。
その後、排水整備工事は中断されたまま放置される。
この事からも、当時の関係者誰もがいわくつきの“ややこしい物件”という認識があった事が分かる。
もともとは名古屋の資産家の古川氏が所有していた土地を相続が発生し、神奈川県の不動産会社の新幹線ビルディングが購入して盛土など造成工事を始めた。
その後、産業廃棄物や土砂投棄などの問題が発生し、静岡県や熱海市など自治体が対応している。
そして名古屋地盤の麦島建設の創業者の麦島氏が所有する事になった経緯も公開しなければ、責任の所在は不明のままである。
静岡県で発生した災害なのに、この中のキーワードとしては『名古屋』と『新幹線』が浮かび上がる。
『名古屋』と『新幹線』と言えばJR東海である。
JR東海と静岡県と言えば、リニア中央新幹線の建設工事を巡っての対立である。
その工事反対の第一人者が静岡県知事である。
何か怨念めいたものを感じる。
熱海土砂災害発生後、副知事に任せてすっかり姿を見せない静岡県知事だが。
環境や自然の保護を公言するなら、静岡全体でその行動も伴わなければならない。
土砂災害の後、現地入りした静岡県知事はメディアに対して『災害は水によるもの。』とハッキリと公言している。
静岡県の一番の要職に就いている者なら、その土地が曰く付きという情報は、前もって入っているはずだ。
それを承知で土砂災害は豪雨が起こした自然災害に落ち着かせようとした。
環境や自然を盾に利権を貪る奴が、神様は一番嫌いだからね。
多くの市民が犠牲となり、災害を引き起こした関係者は本当の事を語らなければ、その者の親、兄弟、子供、孫、親族、先祖子孫の魂が地獄に落ちるくらいでは、勘定は合わないでしょうね。
神様は天からも京都伏見からも、すべてをしっかりと見通してますよ。
知らんけど。
【俺の経済新聞 2022年5月13日】
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