■シニア世代の住替

昭和時代には“住宅スゴロク”なるモノがありました。

社会人となり賃貸アパートに住み、結婚したら公営団地、そして子供ができたら分譲マンションを購入し、子供が大きくなれば戸建て住宅を購入する。

人生の歩みと家族の人数により住宅の広さも段々と広くなる。

ただ、この“住宅スゴロク”には、戸建て住宅がゴールであり夫婦2人になった時の老後まではありません。

今の日本では、この夫婦2人のシニア世帯が急増しています。

早急に“住宅スゴロク”のゴールを追加する必要があります。

そのゴールも多様化しており、ふたたび都心の分譲マンションを購入する、資産を売って賃貸マンションに住替える、老人ホームなどに入所する様々です。

多様化するゴールでも共通項があります。

要は『お金』です。

どんな住宅に住替るにも、額の大小もありますが必ず『お金』が必要となります。

『お金』とは、すぐに用意できる現預金の事です。

この『お金』が用意できなければ、現状に踏みとどまるしかありません。

現在のシニア世帯は住宅や物は所有しているが、『お金』に余裕のある人が少ないのが現状です。

『お金』が無くとも住宅などを担保にして貸してくれる金融機関もあります。

リバースモーゲージと言われる金融商品で、“リバース60”を手掛ける住宅金融支援機構も取扱っています。

物を所有して豊かさを求めた時代に生きた人が、物がいかに役に立たないガラクタだったかを思い知らされる時代となっています。

戸建て住宅であれ、分譲マンションであれ住宅を住替えにあたっての指標として、住宅など不動産や家具・衣類などの家財などを1ヶ月以内に現金化できなければガラクタと思って差し支えありません。

その指標で住んでいる家内を見渡せば、自分ではお宝でも、市場に出れば50%以上がガラクタとしてゴミに出す事になるでしょう。

老後の住替を考える前に、今のうちから家内の不用品を選別しておく事の方が重要です。

知らんけど。

【俺の経済新聞 2022年3月16日】

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