■目指せ!建築士【建築計画】建築史
西洋建築史や近代建築史の概要に関する事項。
【ZE-131-1】
●解説
▼世界の建築物
▽近代建築と現代建築
(1)近代建築の発生
・近代建築は19世紀から20世紀初頭の建築物を指す。
・19世紀には、イギリスのクリスタルパレスやパリのエッフェル塔など、鉄、ガラス、セメントなど新しい建材を使用した大規模建築物が登場した。
・石造やレンガ造の建築物に大理石などの装飾が特徴。
〔アーツアンドクラフツ運動〕
・機械生産に対して、イギリスのウィリアム・モリスにより手仕事と芸術の復興を目指した工芸運動。
〔アールヌーボー〕
・緩やかな曲線による新しい様式を創造とした運動で、主にフランスのパリで流行した。
・アールヌーボーとは、新しい芸術という意味。
〔アントニ・ガウディ〕
・独特で有機的な作品をスペインのバルセロナに多く残した。
・サグラダファミリア教会、グエル公園などが有名。
〔ゼツェッシオン〕
・過去の様式から離れ、新しい合理的な造形を展開する運動。
・オーストリアのオットー・ワグナーと弟子達による活動。
・ウィーンにあるオットー・ワグナーのカールスプラッツ駅舎。
・ドイツのダルムシュタットにあるオルブリッヒのヘッセン大公成婚記念塔、ベルギーのブリュッセルにあるホフマンのストックレー邸などがある。
〔アドルフ・ロース〕
・オットー・ワグナーの理論を厳格に実践し、発展させた。
・オーストリアのウィーンにあるシュタイナー邸がある。
〔ルイス・サリヴァン〕
・鉄とガラスの高層建築物がアメリカのシカゴで発展し、ルイス・サリヴァンを中心にシカゴ派が生まれた。
・代表はシカゴのカーソンピリースコット百貨店がある。
〔ペーター・ベーレンス〕
・ドイツのベルリンのAEGタービン工場は、機能的な造形理論による建築物として『最初の近代建築』と呼ばれた。
〔トニー・ガルニエ、ペレ兄弟〕
・フランスのトニー・ガルニエの『工業都市』の停車場計画、ペレ兄弟のフランスのフランクリン街のアパートは、鉄筋コンクリート造による近代建築の形成に大きな役割を果たした。
・オーギュスト・ペレはコンクリート打放しの建築物が特徴。
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