■目指せ!建築士【建築計画】計画各論総合

各部寸法計画に関する事項。

【ZE-375-3】

●解説

▽車イスに関する寸法
〔車イス使用時の寸法〕
・車イス使用者の幅寸法:65cm
・車イスの出入口の有効幅寸法:80cm以上
・廊下ですれ違いを考慮:最低160cm以上、一般的には180cm以上
・廊下の壁の手摺高さ:80cm~85cm
・公衆電話の電話台の高さ:70cm
・車イスの回転径:150cm
・1人用便所の広さの内法:200cm×200cm以上

〔車イスエレベーター〕(介護なしで利用)
・出入口幅:80cm以上
・カゴの内法幅:140cm以上
・奥行寸法:135cm以上

・寸法が取れないときはカゴの奥面壁に鏡を付けて、車イスが後向きで出られるようにする。

〔段差とスロープ〕
・やむを得ず段差を付ける場合:2cmまで
・屋内スロープ:1/12以下
・屋外スロープ:1/15以下、1/20が望ましい

・基本は段差なしのバリアフリー。
・長いスロープは、高さ75cmいないごとに、踏幅150cm以上の踊場を設ける。

〔車イス用駐車場〕
・乗用車1台の駐車広さ:350cm×600cm

▽車イス使用者の寸法
・公共性のある建物では、通路の幅と勾配の限度、開口部の幅、回転スペース、および便所、エレベーターの大きさなどについて、車イスに対応した寸法設計を採用する。

〔車イスの寸法〕
・座面高:42cm程度。
・幅:65cm~70cm。
・長さ:105cm~110cm程度。

①:車イスの動作域
・車イスが180度回転するためには、回転スペースが直径150cm以上必要となる。
・便所の場合は2m角とする。

②:出入口
・建築物の出入口の有効幅員は80cm以上とし、主要な出入口は120cm以上とする。
・扉は使い勝手上、引戸がよく、取手は床上90cm程度の位置に設け、レバーハンドルや棒状のモノがよい。

③:廊下の有効幅
・原則として120cm以上。
・車イス2台がすれ違う場合は最低180cm以上が必要。

④:車路の勾配
・屋内は1/12以下、屋外は1/15以下とする。
・斜路の高さ75cm以内ごとに150cm以上の踊場を設ける。

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