■目指せ!建築士【建築計画】日影・日照・日射
日照計画に関する事項。
【ZE-232】
●解説
▼日照
▽日照の特徴
・地域ごとの太陽光線の差方により、人々の生活パターンに影響があると同時に建築物にも影響がある。
・沖縄の住宅と北海道の住宅では、庇の長さや窓の大きさは違う。
・地域ごとの日照の状況を知る指標に日照率がある。
日照率=〔日照時間/可照時間〕×100%
・日照時間:ある土地に実際に日が照った時間。
・可照時間:ある土地の日の出と日没までの時間。
▽太陽の動き方
(1)太陽の位置の表し方
・太陽の位置は、時間と共に変わるが、その位置は、太陽高度と方位角により表す。
◆太陽高度〔h〕:太陽と地平面とのなす角度。
◆太陽方位角〔α〕:太陽の方位と真南とのなす角度。
(2)太陽と地球との位置関係
・地球は自転しながら1年かけて太陽の周りを1周するが、地球の自転軸が傾いているため、日差しの方向の太陽高度が1年を1周期として変化し、それが季節変化となる。
・季節の変わりようは、地球上の地域により異なるが、地球上の特定の場所は、経度と緯度により表す。
・高緯度の地域ほど太陽高度が低くなり、冬は日照時間が低緯度地域より短く、夏は逆に低緯度地域より長い。
◆経度:地球を南北に分割した線で表し、イギリスのロンドンが0度とされ、日本は東経139度前後に位置する。
◆緯度:地球を東西に分割した線で表し、赤道上が0度とされ、日本は北緯35度前後に位置する。
・地球は1日24時間で1回転するので、360度を24時間で割ると1時間につき15度回転している。
・世界各地域の標準時間は、ロンドンを基準にして経度が15度ズレるごとに1時間異なる。
・標準時間は、経度15度ずつを一括りとするため、どこでも12時ちょうどに太陽が真南に来るとは限らない。
・建築計画では、日影を検討する際などの便宜上、建築場所で太陽が真南に来た時刻を12時とし、これを地方真太陽時という。
(3)季節ごとの太陽の位置
・季節によって太陽の運行軌道が変わる。
・日の出、日没の時間などに変化が現れる。
・夏季には、北側にも午前と午後にかなりの時間日照がある。
・季節ごとの太陽位置を調べ、各壁面の可照時間を計算する。
▼日照計画
▽建物の形態と日影
・建物の北側に生じる日影範囲は、建物が東西方向に長いほど北側の日影時間は増し、北側の日影の幅も奥行も大きくなる。
・建物の東西方向の長さが短く、高さが高い場合、北側に影は長くなるが、日影の生じる時間からは影響範囲は大きくならない。
▽隣棟間隔
・東西方向に長い建物の配置を計画する場合、南北方向の隣棟間隔は、太陽高度の最も低い冬至において、必要とされる日照時間により求められる。
・前面隣棟係数などから必要な隣棟間隔Lが求められる。
▽終日日影と永久日影
・建物の形態により、日照が1日中ない部分が生じる場合があり、これを終日日影という。
・北側に最も日照が生じる夏至に終日日影となる部分は、1年中、日照がない事となり、これを永久日影という。
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