■目指せ!建築士【建築法規】廊下・階段

避難階段の設置および構造に関する事項。

【ZE-297】

●解説
▼避難階段の設置および構造
▽避難階段の設置。
・直通階段は、避難階段または特別避難階段としなければならない。

▼物品販売業の店舗の避難階段の幅
・物品販売業を営む店舗の避難階段、特別避難階段、これに通ずる出入口は、特に多人数の避難のための幅の合計を法令規定の数値以上とする。

【特例】
・所要幅の計算は、1または2の地上階から避難階、地上階に通じる避難階段、特別避難階段、これに通ずる出入口については、その幅が1.5倍あるものとみなす事ができる。
・屋上広場は階とみなす事となる。

▼屋外への出口等
▽避難階は、階段から屋外への出口戸までの歩行距離<=直通階段の設置の数値。

▽避難階は、居室から屋外への出口までの歩行距離<=直通階段の設置の数値×2。

▽避難階は、物品販売業を営む店舗の屋外への出口の幅の合計>=60cm×床面積の最大の階における床面積〔㎡/100㎡〕。
※床面積の合計>=1500㎡。

▽人の拘禁を目的とした場合を除き、出口に設ける戸の施錠装置は、屋内からカギを使用しないで開ける事ができ、その開ける方法を戸の近くの見やすい場所に表示する。
・屋内から屋外の避難階段を通ずる出口。
・避難階段から屋外に通ずる出口。
・その他、管理上常に閉まっているが、非常時に避難用となる出口。

▽屋上広場等
・屋上広場、2階以上にあるバルコニー等の周囲には、高さ>=110cmの手摺、壁、柵または金網を設ける。
・5階以上を百貨店の売場に使用する場合、避難用の屋上広場を設ける。

【用語】
・避難階段・・・防火性能のある直通階段。
・特別避難階段・・・避難階段よりもさらに安全な構造や仕様を持つ直通階段で、バルコニー型、自然排煙方式の付室型、機械排煙方式の付室型の3つがある。

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