■目指せ!建築士【建築法規】構造計算
荷重や外力の構造計算に関する事項。
【ZE-273】
●解説
▼荷重、外力の種類と計算規定
▽固定荷重
・構造物の上に固定して働く荷重で、実況に応じて計算しない場合は、法令に従い計算する。
・死荷重ともいう。
▽積載荷重
・人、家具、機械、貯蔵品等の積載により加わる荷重で、実況に応じて計算する。
・法令による計算も可能。
・柱、基礎の垂直荷重による圧縮力計算は、支える床の数に応じて軽減できる。
▽積雪荷重
・降り積もった雪が積雪の荷重。
・積雪1cmごとに20N/㎡とする。
・屋根勾配、雪降しの慣習等により軽減できる。
▽風圧力
・風の力が及ぼす圧力、風圧、建物の外周面積、建物形状等により異なる。
・速度圧の計算式は法令に規定し、風力係数も規定される。
風圧力 = 速度圧 ×風力係数
▽地震力
・地震力は地上と地下で計算する。
地上部分の地震力 = 地震層せん断力係数 × (固定荷重 + 積載荷重)
地下部分の地震力 = 水平震度 × (当該部分の固定荷重 + 積載荷重)
・多雪区域では、これに積雪荷重を加える。
▼許容応力度の規定
▽木造の許容応力度
・短期は長期許容応力度の1.8倍。
▽鋼材等の許容応力度
・短期は長期許容応力度の1.5倍。
▽コンクリートの許容応力度
・短期は長期許容応力度の2倍。
▽溶接に対する許容応力度
・短期は長期許容応力度の1.5倍。
▽地盤および基礎杭の許容応力度
・短期は長期許容応力度の2倍。
〔構造の許容応力度〕
・建築物に荷重および外力が作用したとき、構造部材の断面に生じる応力度の課せられる上限数値をいい、材料強度、応力度、降伏点、伸び、クリープ等を考慮して定める。
▼材料強度
・保有水平耐力の計算に用いる木材、鋼材、コンクリート、溶接等に構造耐力上主要部分の材料強度が、それぞれ品質んい応じて規定される。
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