■目指せ!建築士【建築法規】鉄骨造・鉄筋コンクリート造
鉄骨造に関する事項。
【ZE-263】
●解説
▼鉄骨造
▽材料
・鉄骨造は、建築物の構造耐力上主要部分の材料は、炭素鋼、ステンレス鋼、鋳鉄とする。
・鋳鉄は、圧縮応力または接触応力以外の応力が存在する部分には使用しない。
▽圧縮材の有効細長比
柱 <= 200
柱以外 <= 250
▽柱の脚部
・構造耐力上主要部分の柱の脚部は、大臣認定基準に従ったアンカーボルトによる緊結、その他の構造方法により基礎に緊結する。
【適用除外】
・滑節構造(ピン)は除外。
▽接合
・炭素鋼の接合は、高力ボルト、溶接またはリベット接合。
・ステンレス鋼の溶接は、高力ボルトまたは溶接接合。
【緩和】
・小規模で一定要件を満たす場合はボルト接合でも可能。
▽高力ボルト、ボルト、リベット
・相互間の中心距離>=径の2.5倍。
・リベットは、リベット孔に十分埋まるよう打つ。
・高力ボルト孔の径<=高力ボルトの径+2mm。
・ボルト孔の径<=ボルトの径+1mm。
【緩和】
・高力ボルトの径>=27mmで構造耐力上支障がない場合は、高力ボルトの径+3mmまで可能。
・ボルトの径>=20mmで構造耐力上支障がない場合は、ボルトの径+1.5mmまで可能。
▽斜材、壁等の配置
・軸組、床組、小屋梁組には形鋼、棒鋼、構造用ケーブル、または鉄筋コンクリート造の壁、屋根版、床版を釣合いよく配置する。
【用語】
・炭素鋼(たんそこう)・・・銀色、一般的な鉄鋼材。
・ステンレス鋼・・・銀色、サビにくい。
・鋳鉄(ちゅうてつ)・・・黒色、曲げやせん断に弱い。
・有効細長比・・・断面の最小断面二次半径で座屈長さを除した値。
■マンション管理士事務所ループデザイン■
マンションに関するご相談はループデザインにお任せください。
メール相談は無料です。
【メールアドレス】
open.closet@gmail.com
■マンションコンサルティングオフィス ループデザイン(大阪:マンション管理士事務所)
http://loopdesign.web.fc2.com/