■目指せ!建築士【建築構造】ガラス・塗料・その他の材料
石材に関する事項。
【ZE-445】
●解説
▼石材
(1)石材の分類
①:火成岩/かせいがん
・地下の溶融したマグマが地表、または地下で固結して出来た岩石。
②:水成岩/すいせいがん〔堆積岩〕
・岩石の砕けた粒子や粘土粒、遺骸などが堆積して固まったもので、層状をしている。
・粘板岩(ねんばんがん)、凝灰岩(ぎょうかいがん)。
③:変成岩/へんせいがん
・火成岩または水成岩が天然の圧力や熱によって変質して生じた岩石で、層状でシマ模様をしている。
・一般に比重の大きいものが圧縮強度が大きい。
・花崗岩、大理石は耐熱温度が低い。
・大谷石は軟らかく、風化しやすい。
(2)石材の性質
①:強さ
・圧縮強度は大きいが、引張強度は1/20と小さい。
・強度は比重にほぼ比例する。
・強度が大きければ耐摩耗性や耐久性も大きい。
・曲げ強度には弱い。
②:比重
・特に軽量のものを除き、普通の石材の比重は2.5~3.0で、平均は2.7。
③:吸水率
・比重の小さいものは吸水率は大きい。
・吸水率の大きいものは一般に多孔性であることを示し、凍害を受けやすい。
④:耐久性
・凍害を受けると耐久性は著しく低下する。
・大理石や蛇紋岩などは炭酸ガス、亜硫酸ガス、酸を含んだ雨水に浸食される。
⑤:耐火性
・花崗岩、大理石、石炭岩などは高温だと強度が著しく低下する。
・花崗岩、大理石、石炭岩などは造岩鉱物の結晶が大きいため、それぞれの熱膨張係数が異なる。
・砂岩、疑灰岩などは高温による強度低下はない。
(3)石材の用途
①:花崗岩/かこうがん〔稲田御影、万成石〕
・壁、床、階段の外装、内装材として使用。
②:流紋岩〔石英粗面岩、抗火石、軽石〕
・断熱材、耐酸材。
・軽量コンクリートの骨材。
③:疑灰岩〔大谷石〕
・木造の基礎、石垣、内装装飾用。
・床材には不適格。
④:大理石〔トラバーチン、寒水石〕
・壁、床用の内装材として使用。
・室内装飾用。
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