■目指せ!建築士【建築構造】補強コンクリートブロック造

補強コンクリートブロック造の耐力壁と壁量に関する事項。

【ZE-372】

●解説
▼耐力壁と壁量
(1)耐力壁と規定
・鉛直荷重や水平荷重を負担する壁体を耐力壁と言う。
・梁間方向、桁行方向ともに釣り合いよく、規定の長さを設ける。

①:長さ
・長さ55cm以上、かつ、両側開口部の高さの平均値の30%以上。
・両側開口部の高さは、開口部の上部または下部の小壁が耐力壁と同等以上の構造でない場合、その部分の高さを加算した高さとする。

②:厚さ
・厚さは15cm以上、かつ、対隣壁中心線間距離の1/50以上。

③:周囲の補強
・耐力壁の端部、開口部および交差部の周囲の補強は、場所打ちコンクリートで固める事を原則とする。

④:臥梁(がりょう)と布基礎
・上下に鉄筋コンクリート造の臥梁(がりょう)、および、布基礎を設ける。

(2)壁量
・建物の梁間方向、桁行方向のそれぞれに、その階の床面積1㎡あたりにつき規定の数値以上の長さの耐力壁を設け、この数値を壁量と言う。
・上階にバルコニーのある場合は、その面積の1/2を床面積に加算する。
・広い壁にある換気口程度の開口部を有する耐力壁は、無開口の耐力壁として壁量を計算する事ができる。
・各階の平面で、耐力壁の中心線で囲まれた部分の床面積は60㎡以下とする。

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