■目指せ!建築士【建築構造】鉄筋コンクリート構造

鉄筋コンクリート造の耐震壁に関する事項。

【ZE-341-4】

●解説
▼耐震壁
①:壁板厚さ
・壁板の厚さは12cm以上、かつ、有効スパン(内法寸法)の1/30以上とする。

②:複筋
・厚さが20cm以上ある場合は、鉄筋を複筋にする。

③:壁の見付面
・壁筋は異形鉄筋でD10以上を用い、壁の見付面に関する間隔は縦横ともに30cm以下とする。
・千鳥状の複筋配置の場合は、片面の壁筋の間隔は縦横ともに45cm以下とする。

④:開口部
・開口部の周囲はD13以上の異形鉄筋で補強する。

⑤:壁板のせん断補強筋比(Ps)
・壁板のせん断補強筋比(Ps)は直交する各方向に関し、それぞれ0.25%以上とする。

Ps={at/(x×t)}×100%

▼耐震壁の役割
・耐震壁は水平力を負担する。
・ラーメン構造では、地震力による曲げモーメントは主に柱が負担し、せん断力は主に耐震壁が負担するよう設計する。

▼耐震壁の留意点
・開口部があると、せん断耐力は小さくなり、また、開口部の四隅にはヒビ割れが発生しやすいため、補強筋を入れる。

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