■熱海土砂災害は自然災害か人災か【その4】

報道やネットなどでは、これは自然災害ではなく不法造成工事による人災であるとの意見が多く見られます。

そして、その不法造成工事を行った不動産会社の新幹線ビルディングに責任はあると。

ただ、表向きにはこの不動産会社の新幹線ビルディングは清算されています。

責任追及しようにも、相手はこの世にいません。

では、不動産会社の新幹線ビルディングの関係者に責任は問えないのかと言う話もあります。

一般的に、取締役などの役員はその会社の行為に対して責任を負いますが、これも有限責任で、すでに存在していない会社の責任を遡って追及できるのかは疑問です。

その不法造成工事が刑事責任などを追及できれば、違った形で犯罪行為として不動産会社の新幹線ビルディングの関係者を追及できるかもしれません。

では、現在の所有者の麦島善光氏に対する責任追及はできるのか?

この麦島善光氏がどんな経緯でこの土地を取得したのかは分かりませんが、ただ、登記簿謄本の流れを見ると、2011年2月22日に熱海市が新幹線ビルディングに対して差押え、その3日後の2011年2月25日に麦島善光氏に所有権が移転されています。

この事から一般的な不動産売買による取得ではなく、熱海市からの物件紹介により麦島善光氏は取得している感じがします。

これを不動産売買に当てはめるなら、売主が熱海市、買主が麦島善光氏になります。

ここからが問題です。

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