■熱海土砂災害は自然災害か人災か【その2】
土砂災害の起点となった土地の登記簿謄本と、時間軸で土地の経過と所有者を見てみましょう。
◆表題部〔土地の表示〕
【所在】静岡県熱海市伊豆山字赤井谷
【地番】1076番8
【地目】山林
【地積】5460㎡(1651坪)
【原因】2007年3月5日 1076番3から分筆
《熱海市土砂災害発生地の盛土周辺の経緯》
▼2000年以前
・名古屋の実業家で映画館やパチンコ屋を経営するヘラルドグループの創業者の古川為三郎氏が所有。
・1993年に古川為三郎氏が死去し、相続により熱海市に物納している可能性がある。
▼2006年9月
・神奈川県小田原市城山の不動産会社の新幹線ビルディングが土地取得。
▼2007年3月
・熱海市に土の採取計画届出書を提出。
▼2009年3月
・土砂搬入開始。
▼2010年8月
・盛土に産業廃棄物の混入発覚し、熱海市が撤去指導。
・土砂に木クズの混入が確認される。
▼2010年10月
・熱海市が土砂搬入の中止要請。
▼2011年2月
・熱海市が差押。
・土地の所有権移転し、所有者は名古屋地盤のマンションのユニホーなどを手掛ける麦島建設の創業者の麦島善光氏に変更。
▼2021年7月
・集中豪雨により土砂災害発生で盛土一体が土石流として流れ下る。
■マンション管理士事務所ループデザイン■
マンションに関するご相談はループデザインにお任せください。
メール相談は無料です。
【メールアドレス】
open.closet@gmail.com
■マンションコンサルティングオフィス ループデザイン(大阪:マンション管理士事務所)
http://loopdesign.web.fc2.com/