■目指せ!建築士【建築構造】木構造

木構造に関する事項。

【ZE-312】

●解説
▼構造計画
①:節点はピン接合であるので、筋交い、火打ち、耐力壁などを設けて構造を安定させる。
②:建物は平面的、立体的にも凹凸を少なくし、均整の取れた構造にする。
③:耐力壁は、桁行方向、梁間方向とも、釣り合いよく配置する。
④:耐力壁などの釣り合いが悪いと、重心位置と剛心位置(回転中心)が大きくズレて、建物にねじれが生じる。
⑤:立面的に耐力壁は、できるだけ同じ位置に設け、上下階の剛性の差を少なくする。
⑥:構造耐力上必要な軸組長さを満足させる。

▼建築基準法施行令第46条の構造耐力上必要な軸組(P199)
・地震力に対して必要な耐力壁の長さ=床面積×建築基準法施行令第46条に定める数値
・風圧力に対して必要な耐力壁の長さ=見付面積×建築基準法施行令第46条に定める数値
・地震力と風圧力の差がある場合は、厳しい数値になる。

▼軸組構法
・軸組構法は、伝統的な柱と梁を組立る構法。
・鉛直荷重に対しては、柱の圧縮強さと、梁の曲げに対する強さで持たせる。
・水平荷重に対しては、筋交いや方づえなどで持たせる。

【用語】
・見付面積・・・梁間方向または桁行方向の鉛直投影面積で、1階床から1.35m上に線を引き、それより上の部分の垂直面積を指す。
・方づえ・・・柱と梁などの隅角部に入れる斜材。
・耐力壁・・・水平力にも耐える壁で、筋交いが設けられた壁や壁枠に所定のボードを打ちつける。

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