■目指せ!建築士【建築構造】不静定梁・不静定ラーメンに生ずる力
不静定ラーメンの部材に生ずる力に関する事項。
【ZE-1102】
●解説
▼不静定ラーメンの部材に生ずる力
・水平力が作用する場合
①:柱に生じるせん断力〔Q〕の和は水平力〔P〕に等しい。
Q1+Q2=P
②:Q1、Q2は剛比に応じて分配される。
Q1=k1/(k1+k2)×P
Q2=k2/(k1+k2)×P
③:柱に作用する材端モーメント。
MA=Q1×h1
MB=Q1×h2
MD=Q2×h1
MC=Q2×h2
④:梁のせん断力。
Q3=(MB+MC)/l
⑤:柱の軸方向力〔N〕
・柱の軸方向力は、梁のせん断Q3と等しくなる。
N=Q3
◆水平力Pの求め方
・水平力Pが作用した時の曲げモーメント図が与えられているとき、Pを求める。
・左柱に生じるせん断力をQ1、右柱に生じるせん断力をQ2とする。
Q1=(16〔N・m〕+12〔N・m〕)/4〔m〕
=28〔N・m〕/4〔m〕
=7〔N〕
Q2=(0+10〔N・m〕)/4〔m〕
=10〔N・m〕/4〔m〕
=2.5〔N〕
P=Q1+Q2
=7〔N〕+2.5〔N〕
=9.5〔N〕
▼主な不静定ラーメンの曲げモーメント図
・骨組の変形から曲げモーメント図が描かれる。
【用語】
・水平力・・・柱のせん断の和。
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