■目指せ!建築士【建築構造】静定ラーメンの反力

反力の求め方に関する事項。

【ZE-132】

●解説
▼反力の求め方
・静定梁と同様に、力の釣り合い条件式を利用して反力を求める。
・荷重の掛かる支点で受ける力を反力。
・水平方向、垂直方向、回転力の全てが荷重方向とは逆方向の力による反力でもって支えられ、荷重と反力を合計すると差引き0になる。

▼荷重による反力
◆荷重が中央に垂直にかかる。
・両端には荷重が等分にかかり、反力の向きは荷重と逆向きで、大きさは荷重の半分ずつになる。

◆荷重が一方に片寄って垂直にかかる。
・両端の反力の向きは荷重と逆向きで、大きさは荷重に近い方の支点の方が大きくなる。

▼力の釣り合い条件式
・ΣX=0・・・横方向の力の釣り合い条件。
・ΣY=0・・・縦方向の力の釣り合い条件。
・ΣM=0・・・モーメントの釣り合い条件。

(1)片持梁系ラーメン
①:反力を仮定する。
水平方向の反力:HA
鉛直方向の反力:VA
モーメントの反力:RMA

・ΣX・・・反力=荷重
・ΣM・・・荷重+反力=0

②:ΣX=0よりHAを求める。
3〔kN〕+(-HA)=0
-HA=-3〔kN〕
HA=3〔kN〕
※仮定通りの向き。

③:ΣY=0よりVAを求める。
-4〔kN〕+VA=0
VA=4〔kN〕
※仮定通りの向き。

④:ΣM=0よりRMAを求める。
3〔kN〕×2〔m〕+(-4〔kN〕×3〔m〕)+RMA=0
6〔kN・m〕-12〔kN・m〕+RMA=0
-6〔kN・m〕+RMA=0
RMA=6〔kN・m〕
※仮定通りの向き。

(2)単純梁系ラーメン
▼集中荷重が作用する場合
①:反力を仮定する。
水平方向の反力:HA
A点の鉛直方向の反力:VA
B点の鉛直方向の反力:VB

②:ΣX=0よりHAを求める。
2〔kN〕+(-HA)=0
-HA=-2〔kN〕
HA=2〔kN〕
※仮定通りの向き。

③:ΣMA=0よりVBを求める。
2〔kN〕×3〔m〕+4〔kN〕×2〔m〕+(-VB×4〔m〕)=0
6〔kN・m〕+8〔kN・m〕-4VB〔m〕=0
14〔kN・m〕-4VB〔m〕=0
-4VB〔m〕=-14〔kN・m〕
VB=3.5〔kN〕
※仮定通りの向き。

④:ΣY=0よりVAを求める。
VA+VB+(-4〔kN〕)=0
VA+3.5〔kN〕-4〔kN〕=0
VA-0.5〔kN〕=0
VA=0.5〔kN〕
※仮定通りの向き。

▼等分布荷重が作用する場合
・等分布荷重を集中荷重に置換て、重心位置に作用させる。

①:反力を仮定する。

②:ΣX=0よりHBを求める。
6〔kN〕+(-HB)=0
-HB=-6〔kN〕
HB=6〔kN〕
※仮定通りの向き。

③:ΣMA=0よりVBを求める。
6〔kN〕×3〔m〕+1〔kN〕×2〔m〕+(-VB×4〔m〕)=0
18〔kN・m〕+2〔kN・m〕-4VB〔m〕=0
20〔kN・m〕-4VB〔m〕=0
-4VB〔m〕=-20〔kN・m〕
VB=5〔kN〕
※仮定通りの向き。

④:ΣY=0よりVAを求める。
VA+VB+(-1〔kN〕)=0
VA+5〔kN〕-1〔kN〕=0
VA+4〔kN〕=0
VA=-4〔kN〕
※仮定通りの逆向き。

(3)3ヒンジラーメン
・3ヒンジラーメンには、合計4つの反力が生じる。
・力の釣り合い条件式だけでは反力は求められない。
・力の釣り合い条件式の他に、C点がピン節点であるため、力のモーメントには抵抗できない。
・MC=0の条件式を加える事で反力が求まる。

▼3ヒンジラーメンの反力計算
・ΣX=0・・・横方向の力の釣り合い条件。
・ΣY=0・・・縦方向の力の釣り合い条件。
・ΣM=0・・・モーメントの釣り合い条件。
・MC=0・・・C点におけるモーメントが0になる。

①:反力を仮定する。
A点の水平方向の反力:HA
B点の水平方向の反力:HB
A点の垂直方向の反力:VA
B点の垂直方向の反力:VB

②:ΣMA=0よりVBを求める。
4〔kN〕×1〔m〕+(-VB×4〔m〕)=0
4〔kN・m〕-4VB〔m〕=0
-4VB〔m〕=-4〔kN・m〕
VB=1〔kN〕
※仮定通りの向き。

③:ΣY=0よりVAを求める。
VA+VB+(-4〔kN〕)=0
VA+1〔kN〕-4〔kN〕=0
VA-3〔kN〕=0
VA=3〔kN〕
※仮定通りの向き。

④:MC=0よりHBを求める。
HB×4〔m〕+(-VB×2〔m〕)=0
4HB〔m〕+(-1〔kN〕×2〔m〕)=0
4HB〔m〕-2〔kN・m〕=0
4HB〔m〕=2〔kN・m〕
HB=0.5〔kN〕
※仮定通りの向き。

⑤:ΣX=0よりHAを求める。
HA+(-HB)=0
HA+(-0.5〔kN〕)=0
HA=0.5〔kN〕
※仮定通りの向き。

▼モーメント荷重が作用する場合
・モーメント荷重はΣX=0、ΣY=0の式には入らない。
・ΣM=0の式には、向きと大きさのみ。

①:ΣX=0より
HA=0

②:ΣM=0より
8〔kN・m〕-VB×4〔m〕=0
-4VB〔m〕=-8〔kN・m〕
VB=2〔kN〕
※仮定通りの向き。

③:ΣY=0より
VA+VB=0
VA+2〔kN〕=0
VA=-2〔kN〕
※仮定通りの逆向き。

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