■目指せ!建築士【建築施工】外装工事【ZE-2162】
カーテンウォール工事に関する事項。
●解説
(1)カーテンウォール工事
・カーテンウォールとは帳壁の事で、応力を必要としない壁である。
・工場生産された壁材を現場で組立る壁。
・カーテンウォールは工場生産され、完成品の部材を現場で組立るため、外部に足場を設けることなく取付できる。
・カーテンウォールは運搬や保管の時に、損傷のないよう注意する。
(2)カーテンウォールの種類
・金属カーテンウォール:アルミニウム合金、ステンレス鋼、銅など。
・コンクリート系カーテンウォール:タイルなど表面仕上げしたプレキャストコンクリートカーテンウォールの工場生産したコンクリートカーテンウォールや、繊維補強コンクリートカーテンウォールがある。
(3)カーテンウォールの取付
《2種類のカーテンウォール現場での取付方法》
・ノックダウン方式(方立支持方式):マリオン(方立)を上下の床や梁の間に掛渡しガラスやパネルをはめ込む。
・ユニット方式:工場に壁体ユニットとして組んだものを現場で取付のみ行う。
・カーテンウォールを躯体に取付るにはファスナーで行う。
・シーリング材(ガスケット、一次シール・二次シール)を用いるのは、各部材間における接合部の耐火性・気密性・水密性などを保つため。
・等圧を利用した等圧ジョイント方式のオープンジョイント方式におけるジョイント部分は、等圧空気層、気密層、雨仕切などの3つの要素から構成されており、止水効果を得るためである。
【用語】
・ファスナー・・・カーテンウォールの各部材を躯体に取付るときの金物。
・オープンジョイント・・・接合部に外気の圧力と同じになる空間の等圧空気層を作り、雨水が圧力差で侵入しないようにしたカーテンウォールの接合構法。
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