■目指せ!建築士【建築施工】設備工事【ZE-2153】
電気設備工事に関する事項。
●解説
(1)防火区画
・防火区画の壁を金属製電気配管が貫通する場合、配管と壁との隙間をモルタル、その他の不燃材料で埋める。
(2)感知器
・煙感知器(光電式スポット型)は、天井が低い居室では入口付近に設ける。
・煙感知器(光電式スポット型)は、天井付近に吸気口がある居室では、吸気口付近に設ける。
《感知器の種類》
▼熱感知器
・差動式スポット型感知器:周辺温度が上昇する事により、内部空気が膨張して感知し作動する。
・定温式スポット型感知器:周辺温度が上昇し、一定温度に達した時に感知し作動する。
▼煙感知器
・光電式スポット型感知器:内部に煙が入ると、発光部から出る煙にあたって乱反射し受光部で感知し作動する。
・光電式分離型感知器:送光部感知器と受光部感知器の間に光ビームが煙により遮られ感知し作動する。
▼炎感知器
・紫外線式スポット型感知器:炎の中の紫外線の変化が一定量以上になったときに感知し作動する。
・赤外線式スポット型感知器:炎の中の赤外線の変化が一定量以上になったときに感知し作動する。
(3)非常照明・誘導灯
・非常照明装置の主要部分は不燃材料で作る。
・誘導灯の常用電源からの配線方法は、分電盤からの専用回路とする。
・通路誘導灯は、床面からの高さが1m以下の箇所に設ける。
・避難口誘導灯は上部に設け、避難口の下面からの高さが1.5m以上の箇所に設ける。
(4)その他
・屋内電気配線は、水道管およびガス管と接触しないように離して設ける。
・電気のスイッチボックスあ、メタルラスに接しないように、合成樹脂板により絶縁する。
【用語】
・防火区画・・・火災時の延焼を防ぎ、避難を容易にするため、一定面積ごとに竪穴区画、用途ごとに行う防火区画。
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