■目指せ!建築士【建築施工】設備工事【ZE-2151-2】
給排水衛生設備の施工に関する事項。
●解説
(2)排水設備工事
・排水管の勾配の最小値は勾配に応じて管径が決まっており、径の細いものほど急勾配にする。
・雨水桝は溜め枡を用い、その位置は排水管内径の120倍以内で、枡の底部に150mm以上の泥溜めを設ける。
・汚水枡はインバート枡を設ける。
・トラップは排水管からの悪臭、有毒ガスの逆流を防ぐためにも、衛生器具に接続して封水を作る。
・排水トラップは、内部に50mm~100mmの封水深を持つ事が定められている。
・通気管の末端を換気口などの開口部付近に設ける場合、開口部上端から60cm以上立上て大気に開口する。
・排水管の材料として、鉛管や硬質塩化ビニル管は使用できる。
・屋内の排水横枝管に器具からの排水管を接合する場合、2つの管のなす角度は45度以内になるようにする。
・雨水排水縦管は、汚水排水管または通気管と連結、または兼用してはいけない。
《各種トラップ》
・Sトラップ、Pトラップ:洗面所や手洗器
・Uトラップ:横走り管
・わんトラップ:風呂やトイレなど床排水
・ドラムトラップ:美容院
・グリーストラップ:飲食店
【用語】
・洗浄弁(フラッシュバルブ)・・・便器の洗浄弁でハンドルで水が流れ、自動に止まる弁。
・インバート枡・・・流れを良くするために、底に半円の水がある汚水枡。
・トラップ・・・臭気の逆流防止用の器具。
・封水・・・トラップ内部に溜める水。
・通気管・・・トラップの封水をほぼし、排水の流れを良くする管。
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