■目指せ!建築士【建築施工】設備工事【ZE-2151-1】

給排水衛生設備の施工に関する事項。

●解説
(1)給水・給湯設備工事
・給水管はウォーターハンマーの防止に、必要に応じてエアチャンバーなどを設ける。
・給水タンクなどは衛生上問題のない構造とし、6面点検できるようにし、タンクの天井は1m、床、周囲壁は60cm以上の空間を設ける。
・飲料水の配管は、他の配管と直結させない。
・給水管と排水管が交差する場合、給水管を排水管の上方50cm以上に埋設し、また、両配管を平行して埋設する場合、水平間隔は50cm以上離す。
・配管の材質は、水を汚染しない不浸透質の耐水材料を使用する。
・凍結する恐れのある地域は、防凍措置を施す。
・配水管への取付口位置は、他の取付口より30cm以上離す。
・給水管の切断は、管径を縮まるため丸鋸盤(まるのこ)を仕様する。
・給水管は、フェルトなどφ20mmの保温筒で防露する。
・給水管の水圧試験は、管の保温、防露被覆する前、地中の場合では、埋戻しする前に実施する。
・洗浄弁型の大便器の給水管径は25mmとする。
・給湯管には鉛管は使用せず、鋼管、ステンレス鋼管、耐熱性硬質塩化ビニル管を使用する。
・給湯配管は、上向循環式の給湯の場合は上り勾配とし、返管の場合は下り勾配とする。
・給湯配管は、管中に空気溜まりができないように配管し、必要に応じてエア抜きする。

【用語】
・ウォーターハンマー・・・水流を急激に停止すると発する衝撃音。
・エアチャンバー・・・管内の圧力変動を吸収するために取付られる空気溜まりとなる配管部分。
・洗浄弁(フラッシュバルブ)・・・便器の洗浄弁でハンドルで水が流れ、自動に止まる弁。
・電極棒・・・受水槽内の満水・減水の警報装置、および揚水ポンプの空転防止の役割。

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