■目指せ!建築士【建築施工】内装工事・断熱工事

石膏ボードに関する事項。

【ZE-2135】

●解説
(1)石膏ボード
石膏ボードは、石膏と混和材に適量の水を加えて、よく練り混ぜたもので、その両面と長手方向の側面とを石膏ボード用原紙で被覆し、成形し、硬化後、含水率3%以下まで乾燥した物を言う。

(2)石膏ボードの特徴
・施工性がよく、表面仕上方法が多様。
・遮音性が大きい。
・断熱性が大きい。
・腐食しにくく、虫害も受けない。
・防火性が大きい。
・吸水率が大きいが、その反面、吸水する事によって強度も低下する欠点がある。

(3)石膏ボード張工事の留意点
・石膏ボード圧着の時は、床から水分の吸上を防ぐためにくさびを入れ、床面から10mm浮かして張付ける。
・普通石膏ボードが使用できない多湿の場所や水回りの下地には両面の紙と石膏の芯に防水処理を施した耐水石膏ボードを用いる。
・JISK(1種)に準じた合成樹脂エマルションクリヤーを用いる事で、石膏ボード面の吸込み止めとなる。
・内装制限を受ける箇所に壁紙を張る時は、防火材料検定マークの付いている壁紙だけでなく、下地ボードの認定マークも確認して記録する。
・壁における木製下地に石膏ボードを直張する時の接着剤は、酢酸ビニル樹脂系溶剤を使用する。

【用語】
・シージング石膏ボード・・・通常品は10%に対し5%だが、吸水率の低く湿度の多い箇所や水回りの水地用として使用。

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