■木造集合住宅:ローカル線駅前住宅の地域イメージ

ローカル線駅前住宅は、過疎の町に単純に造って住んでもらう訳ではありません。

そこに住むには当然に日々の生活があります。

生活するにはその町で仕事をしなければなりません。

日本全国にある過疎化の進んだ町は、仕事がないから人がいなくなっています。

ローカル線駅前住宅のコンセプトは矛盾した理論の上に成り立っています。

20世紀だったら過疎化が進み誰も住まなくなった町に人を呼び寄せる事は不可能だったでしょう。

ただ今は21世紀です。

これだけインターネットなどIT(情報技術)が発達した時代です。

なにも都会に出て仕事探しをする必要がなく、どこでも仕事を生み出す事のできる可能性のある文明化にあります。

その町で農業などの生産物や特産物があれば、IT(情報技術)を使い日本はおろか世界中に売り込む事ができ、さらに物流さえ整っていればすぐに配送もできます。

この生産⇒販売⇒物流の仕組みさえその町に整えれば過疎化の進んだ町も再生できる可能性があります。

そしてそこで働く人達のための住まいが必要となります。

それがローカル線駅前住宅です。

また、ローカル線の各駅前に住宅を含めた町を形成し、その駅ごとに役所、買物、病院などの施設を区分けして作れば町に住む人は汽車に乗ってあちこちの町に出向く事ができ、ローカル線の乗車率も向上します。

そして鉄道だけで補えないものは、自動運転バス、シェアタクシー、ドローンなど最先端の技術を駆使すれば生活の不便さは軽減されます。

人として居心地の良いアナログを残しつつ、便利なデジタルを散りばめた町。

町には人口1万人も10万人もいりません。

少人数でも持続可能な町が成り立ち、そしてそのような町が日本全国の地方に誕生すれば日本全体が活性化する事でしょう。

日本の原風景や文化を残しつつ、そして人々の生活が息づく町。

それがローカル線駅前住宅の本望です。

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