
■ぼくらはマンション探偵団:トヨタのチカラ【その4】
そんなトヨタの城下町。
バブル崩壊後の就職氷河期やリーマンショック後の派遣切りの時でさえ、この地方では不景気とは無縁だった。
『近頃、景気が悪いでかんわ。』と言いながら、300万円前後のトヨタ車に乗り、70坪前後の新築戸建て住宅で生活をしている。
当時、西成のホームレスが急増していた大阪で生活していたわたしは『なめとんのかいな!』と怒ったものだ。
日本の東海道付近の地図を見てもトヨタの影響が色濃く出ている。
自動車工場の要でもある輸送に使う道路。
東名高速を始め、新東名高速、伊勢湾岸自動車道、東海環状自動車道など豊田市を中心に放射線状に伸びている。
日本の大動脈でもある東海道新幹線。
愛知県内には3つの駅があり、名古屋駅と豊橋駅の間に三河安城駅がある。
それどこ?ってな駅名だが、実はこの新幹線の駅はトヨタのために造られたと言われていた。
トヨタ自動車の本社がある豊田市から東京に出張する際は名古屋駅か豊橋駅まで出なければならない。
それでは時間が掛かりちと遠過ぎる。
そんな訳で東京出張するトヨタ社員のために三河安城駅を設置したと聞いた事がある。
本当は違う理由で事実ではないかもしれないが、この話を聞いた時は何も疑う事なくそうなんだと思ったものだ。
それくらい東海地方ではトヨタという名称は神通力がある。
面白いのが豊田市内にあるファミリーレストランの駐車場は9割以上がトヨタ車だった。
走っている車もほとんどトヨタ車。
しかも大阪ではあまり見た事がないようなマニアックなトヨタ車だ。
地元では当たり前だが、他方から来た者としては異様な光景だ。
愛知県出身のわたしは実はトヨタ車を所有した事がない。
ユーノスとマツダのロードスターを20年近く乗っていた。
親が車を買う時もトヨタ車を勧めた母親の知人を差し置いて日産のセフィーロを購入させた。
実はわたしはアンチトヨタである。
トヨタにまつわる話題は尽きない。
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