
■目指せ!建築士【建築構造】座屈
材端の支持条件の異なる柱A・B・C・Dの座屈荷重をそれぞれPA・PB・PC・PDとしたときの大小関係に関する事項。
【SO-029】
●解説
弾性座屈荷重Pkはオイラー式で求める。
弾性座屈荷重Pkはオイラー式で求める。
Pk=〔π2E1〕/ιk2
E:ヤング係数
I:弱軸の断面二次モーメント
ιk:座屈長さ
π:円周率(3.14)
全ての柱のヤング係数Eが等しく断面二次モーメントIが等しい事が分かり、弾性座屈荷重の大小は座屈長さの大小のみで決まる。
オイラー式から弾性座屈荷重は座屈長さが短いものほど大きくなる事が分かり、それぞれの柱の座屈長さを検討し、各柱の長さをιとする。
Aの座屈長さιkは0.7ι
Bの座屈長さιkはι
Cの座屈長さιkは2ι
Dの座屈長さιkは0.5ι
PD>PA>PB>PC
