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■家族より優先される仕事など、この世に存在しない【その34】

良妻賢母の落とし穴。

今は分かりませんが、昭和時代の理想の女性像は良妻賢母と言われていました。

家庭では家事をしっかりとこなす良き妻であり、正しい教育で子供達を立派な大人への道へと導く賢い母。

わたしが子供の頃はそんなお母さんが多かった印象があります。

それが今に来てこの理想な母親が問題ではないかと感じる事があります。

認知症を発症したわたしの母親も良妻賢母に当てはまるでしょう。

わたしの周囲でも認知症まではいかなくてもうつ病を発症する女性が多いこと。

しかも、生活感なども見ても経済的に恵まれ良妻賢母であろう女性ほど精神疾患を患っています。

理由は定かではありませんが、その発症する時期がほぼ一致しています。

それは50代を超えたあたりからです。

女性はこの時期に更年期障害があると言われます。

それに覆い被さるように子供の巣立ちや親の老いが来ます。

様々な身体的不調や環境変化などは真面目な女性ほど深刻に悩んだり、不安を増長させたりするのではないでしょうか。

思い返すと20年程前に新築マンション販売の業務をしていた時から、そのような女性と関わる事が多かった気がします。

今、認知症と向き合うのも偶然こうなったのでなく、この時のための必然だったかもしれません。

分譲マンションの管理業務で多くの居住者と関わりますが、うつ病や認知症などの精神疾患を患っているのはほぼ高齢の女性で、男性はあまり見ません。

しかもいい加減に生きてきた感じはせず、どの方も真面目に生きてきた良妻賢母だったように思えます。

だからと言って不真面目がいいとは言いませが、あまりキチンとし過ぎるのも問題かと。

過ぎたるは、及ばざるがごとし。

世の中は法律やルール、規律などでがんじがらめで、それらを守って生きるのも大切ですが、それ以上に疲労してしまいます。

人は不確定な地球の上で生き、思い通りにならない自然の中で生活しています。

生きている環境がこうなのですから自分もそうでいい。

考え方ひとつです。

人として最低限だけ遵守し、他は臨機応変に対応すればよく出来なければ諦めればいい。

わたしも母親の血を引いているのでわりかし縦横きっちり合せないと気が済まない性格でしたが、ここにきて心改めました。

決められた事は相手もできない。

決められた事は自分もできない。

そう思うようにしたらすごく楽になりました。

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