
■目指せ!建築士【建築構造】トラス
荷重を受ける静定トラスにおいて部材A・B・Cに生じる軸方向力に関する事項。
【SO-017】
●解説
部材A・B・Cを含むように縦に切断し左側を選択するものと、支点Dの反力を求める。
トラス形状が左右対称で作用する荷重も左右対称であるから鉛直反力VDは荷重合計の1/2である1.5Pとなる。
水平荷重が無いことから水平反力HDは0である。
部材A・B・Cを含むように縦に切断し左側を選択するものと、支点Dの反力を求める。
トラス形状が左右対称で作用する荷重も左右対称であるから鉛直反力VDは荷重合計の1/2である1.5Pとなる。
水平荷重が無いことから水平反力HDは0である。
切断した位置には軸方向NA・NB・NCを引張方向に仮定する。
NB・NCの作用線の交点である節点Oを回転の中心としてΣMO=0のつり合い条件式を考える。
NB・NCの作用線の交点である節点Oを回転の中心としてΣMO=0のつり合い条件式を考える。
ΣMO=0
1.5P×2ι-P×ι+NA×ι=0
3Pι-Pι+NAι=0
2Pι+NAι=0
NAι=-2Pι
NA=-2P
1.5P×2ι-P×ι+NA×ι=0
3Pι-Pι+NAι=0
2Pι+NAι=0
NAι=-2Pι
NA=-2P
NAは-であるから仮定した方向は逆だり軸方向は圧縮。
部材Aの軸方向力=-2P(圧縮)
部材Aの軸方向力=-2P(圧縮)
NA・NBの作用線の交点である節点Qを回転の中心としてΣMQ=0のつり合い条件式を考える。
ΣMQ=0
1.5P×ι-NC×ι=0
1.5Pι-NCι=0
NCι=1.5Pι
NC=1.5P
1.5P×ι-NC×ι=0
1.5Pι-NCι=0
NCι=1.5Pι
NC=1.5P
NCは+であるから軸方向力は引張。
部材Cの軸方向力=+1.5P(引張)
部材Cの軸方向力=+1.5P(引張)
斜めに仮定した力NBをNBX、NBYとXY方向に分解しつり合い条件式を考える。
ΣY=0
1.5P-P-NBY=0
0.5P-NBY=0
NBY=0.5P
1.5P-P-NBY=0
0.5P-NBY=0
NBY=0.5P
NBYはNBの鉛直分力でありトラス形状からNBY:NBX:NB=1:1:√2の比である。
1の比であるNBYが0.5Pであることから√2の比であるNBは0.5√2Pとなる。
1の比であるNBYが0.5Pであることから√2の比であるNBは0.5√2Pとなる。
NBは+であるから軸方向力は引張。
部材Bの軸方向力=+0.5√2P(引張)
部材Bの軸方向力=+0.5√2P(引張)
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