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■目指せ!建築士【建築構造】トラス
荷重を受ける静定トラスにおいて部材Aに生じる軸方向力に関する事項。
【SO-016】
●解説
部材Aは先端に集まる部材でありクレモナ図解法を用いるが着目するのは支点Oとなるで支点Oの反力を求める。
トラス形状が左右対称で作用する荷重も左右対称であるから鉛直反力VOは荷重合計の1/2である3Pとなる。
水平荷重が無いことから水平反力HOは0である。
示力図は①⇒②⇒③⇒④の順に力の大きさと向きが分かっている3Pから時計回りに描いていく。
①始点を決め3Pを描く。
②Pを3Pの矢印の先端から描く。
③部材アの平行線をPの矢印の先端を通るように描く。
④部材Aの平行線を描くが支点Oに集まる最後の部材なので始点を通るようにする。
これで示力図の形ができる。
この示力図が閉じるように矢印の向きを決定する。
また示力図の三角形はトラス形状から辺が1:2:√3である。
辺の比1の部分が3P-P=2Pを表しているので辺の比2の矢印が4P、辺の比√3の矢印が2√3Pを表している。
示力図で求めた力を支点Oに描き入れる。
支点Oから外に向かう力は引張となる。
部材Aの軸方向力=+2√3P(引張)
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