
■目指せ!建築士【建築構造】トラス
荷重を受けるトラスにおいて部材A・B・C・Dに生じる軸方向力に関する事項。
【SO-015】
●解説
節点Oには部材A・B・Cの3つが集まり、そのうち部材A・Bが一直線に接合し、部材Cの軸方向力につり合う力がないので部材Cの軸方向力は0kN。
また部材A・Bの軸方向力は等しい。
部材Cの軸方向力=0kN
節点Oには部材A・B・Cの3つが集まり、そのうち部材A・Bが一直線に接合し、部材Cの軸方向力につり合う力がないので部材Cの軸方向力は0kN。
また部材A・Bの軸方向力は等しい。
部材Cの軸方向力=0kN
部材A・Dは先端に集まる部材でありクレモナ図解法を用いるが着目するのは節点Qである。
示力図は①⇒②⇒③の順に力の大きさと向きが分かっている3kNから時計回りに描いていく。
①始点を決め3kNを描く。
②部材Aの平行線を3kNの矢印の先端を通るように描く。
③部材Dの平行線を描くが節点Qに集まる最後の部材なので始点を通るようにする。
これで示力図ができる。
示力図は①⇒②⇒③の順に力の大きさと向きが分かっている3kNから時計回りに描いていく。
①始点を決め3kNを描く。
②部材Aの平行線を3kNの矢印の先端を通るように描く。
③部材Dの平行線を描くが節点Qに集まる最後の部材なので始点を通るようにする。
これで示力図ができる。
この示力図が閉じるように矢印の向きを決定し、また示力図の三角形はトラス形状から辺の比が3:4:5である。
ここで辺の比3の矢印が3kNを表しているので、辺の比4の矢印が4kN、辺の比5の矢印が5kNを表している事になる。
ここで辺の比3の矢印が3kNを表しているので、辺の比4の矢印が4kN、辺の比5の矢印が5kNを表している事になる。
示力図で求めた力を節点Qに描き入れる。
ここで節点Qから外に向かう力は引張、節点Qに向かう力は圧縮となる。
部材Aの軸方向力=-5kN(圧縮)
部材Dの軸方向力=4kN(引張)
部材Bの軸方向力は部材Aと等しい事から部材Bの軸方向力=-5kN(圧縮)
ここで節点Qから外に向かう力は引張、節点Qに向かう力は圧縮となる。
部材Aの軸方向力=-5kN(圧縮)
部材Dの軸方向力=4kN(引張)
部材Bの軸方向力は部材Aと等しい事から部材Bの軸方向力=-5kN(圧縮)
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