
■ぼくらはマンション探偵団:不思議なマンション名
ぼっ、ぼっ、ぼくらはマンション探偵団。
今日のミッションは分譲マンションの名称調査です。
分譲マンションが新築されるとき、とても重要なのがマンション名です。
このマンション名はほとんどが事業主のマンションシリーズのカタカナ名に地域などが付くのが定番です。
例えば、野村不動産ならプラウド大阪梅田、三菱地所ならザ・パークハウス東京丸の内、大京ならライオンズマンション心斎橋などです。
複数の事業主がJVする場合は様々で、例えば東急不動産と近鉄不動産ならブランズ渋谷ローレルコートと2社のマンションシリーズをつなげたり、また事業主色の無いザ・レジデンス麻布セレブゲートなどそのマンション独特の名称を付ける事もあります。
そんな中、とても変わった名称を付けた分譲マンションを見つけました。
そのマンション名は●●Ⅱ番館です。
この●●は地域です。
要は梅田Ⅱ番館みたいなものです。
実はこのマンション、●●Ⅱ番館の前にカタカナで事業主の名称が入っていました。
だから元々は▲▲●●Ⅱ番館でした。
それがどうしてか▲▲のカタカタ部分が消されています。
この理由をひも解くにはバブル期まで遡る事になります。
このマンションを分譲した事業主は大阪では投資用マンションなどで名をはせた会社でした。
ただバブル崩壊後、景気減速と相まって不動産市場が急速に衰退し不良債務を残したまま経営破綻する不動産会社が続出。
この事業主もいつの日か消えて無くなっていました。
このマンションが竣工したのが1996年で不景気真っただ中。
当時、引渡し時に相当の問題があったと聞きました。
購入した居住者で結成する管理組合は、腹立たしい事業主名でもあるマンション名の▲▲というカタカナ部分を消し去ったのではないでしょうか。
ちなみにⅡ番館とありますがⅠ番館は近くに見当たりません。
このような事はよくあります。
同時期に同じ事業主が分譲する際は1番など番号を付して、先に分譲する予定だったマンション計画が立ち消えになり、後の番号が付されたマンションだけ分譲されるなどです。
だから1番がないのに2番があり、1番・2番があるのに3番が飛んで4番になるなどです。
この辺りからも事業主の計画性の無さやいい加減さが伺えます。
●●Ⅱ番館に限って言えば竣工から20年以上経っていますが、キチンと管理されているようなので事業主がどうであれ管理組合がしっかりとしていれば分譲マンションとしては問題ありません。
その昔、ええ加減な事業主こそ購入した居住者の結束力や団結力が高まり、しいてはマンション管理が円滑に運営されると聞きました。
●●Ⅱ番館はその典型でしょうね。
※画像はイメージであり本文とは関係ありません。
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