
■これはひどい外壁タイル張替工事
竣工から12年周期でやってくる大規模修繕工事。
1回目の大規模修繕工事は基本的な工事で収まるのが通説。
まず、屋上や廊下などの防水工事、壁や鉄部の塗装工事、外壁タイルの一部張替工事、窓回りのシール打替工事、その他設備更新工事などです。
第1回目ですから工事もそんなに問題になる事もありません。
ただ、これは名のある建設会社が普通に施工したマンションの話し。
巷にはそうではない施工不良が隠れているマンションも存在しています。
大きく言えば欠陥マンションです。
その欠陥を放置すれば問題が起こります。
その一番たる問題が外壁タイル。
新築から数年で外壁タイル剥落するマンションもあります。
販売した事業主や施工した建設会社は経年劣化などと言って責任逃れする事例もあるそうです。
マンション管理士の立場でいろいろマンションを観てきましたが、それら事案ははっきり言って施工不良が多数です。
ただ、管理組合は施工不良を立証するのが難しく、結局は自らの修繕積立金で補修工事をするのが現状でしょう。
また、外壁タイルだけでなく他の問題も目の当たりにした、あまりにもひどい分譲マンションもありました。
とても口に出して言える内容ではなく、そんなマンションを購入してしまった居住者が気の毒でなりません。
画像のマンションがそうなのか分かりませんが、第1回目の大規模修繕工事でこれだけ外壁タイル張替箇所があるのは尋常ではありませんね。
もし私がこのマンションの理事会役員か大規模修繕委員会の委員だったら工事概要を見てこの一言でしょうね。
『ほとんどやんけ!』
※画像はイメージであり本文とは関係ありません。
■マンション管理士事務所ループデザイン■
マンションに関するご相談はループデザインにお任せください。
メール相談は無料です。






