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■コーポラティブハウス【Rojiコート】

●コーポラティブハウスとは
バブル期前後、大阪市の都心部ではコーポラティブハウスという形態の分譲マンションが誕生していました。

コーポラティブハウスとは簡単に言うと区分所有権付注文マンションです。

要は所有希望者が数人集まり立地や総事業費、建物デザインから共有設備、専有面積や間取りを企画して完成させるものです。

巷に溢れている区分所有する分譲マンションは不動産のプロであるデベロッパーがある程度の企画をして建設会社に依頼して建物を造り、販売価格を設定し分譲しています。

コーポラティブハウスはその役割を個人等が担っています。

ただ、素人同然の個人だけではやはりマンションを完成させる事はできないので、企画する企業などが間に入っているのが実情です。

大阪にはコーポラティブハウスを専門的に手掛ける企業がありました。

1980年代頃のコーポラティブハウスはヘキサが手掛けておりましたが、90年代後半の不景気と共にコーポラティブハウスは途切れました。

ただ、2018年現在は大阪市天王寺区にあるアトリエホロニカという企業がコーポラティブハウスを手掛けております。

このアトリエホロニカ、やはり代表者がヘキサ出身で、ヘキサはコーポラティブハウス以外にもベルデフラッツやグランドシーズなどのマンション名でデザイナーズマンションも多く手掛けております。

これらマンションも築20年~30年近く経っていますが、デザインを知り尽くしたプロ集団が拘り抜いたマンションはいまだ色褪せていません。

●Rojiコート
大阪のコーポラティブハウスの先駆け的存在のRojiコート。

地下鉄の阿倍野駅から南西に行った住宅街にあります。

元々は古い連棟長屋を住宅都市整備公団が音頭を取り権利関係や区画整理をしてコーポラティブハウスを誕生させたそうです。

当時は近隣の連棟長屋も同じように区画整理をしてRojiコートに連ねていく計画だったようですが、大人の事情からなのかそれは実現できなかったみたいです。

ちなみにRojiコートは良質で魅力ある住宅が選ばれる第24回大阪市ハウジングデザイン賞を受賞しています。

■物件概要
【マンション名】Rojiコート
【所在地】大阪市阿倍野区阪南町
【総戸数】15戸
【階高】5階
【竣工】1987年9月
【事業主】住宅都市整備公団
【施工】高松組

■マンション管理士事務所ループデザイン■

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