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■目指せ!建築士【建築構造】鉄筋コンクリート造
鉄筋コンクリート造に関する事項。
【SO-067】
●解説
変形量が比較的大きくなる大スパンの梁や片持ち梁などでは曲げヒビ割れや時間経過と共にひずみが増大するクリープの増加が高くなるので、それらを考慮して設計する。
梁の引張鉄筋比がつり合い鉄筋比以下の場合、許容曲げモーメントと引張鉄筋量の間には下記の式が成り立つ。
《式》
M=a1・ft・j
a1:引張鉄筋の全断面積
ft:鉄筋の許容引張応力度
j:応力中心間距離 j=7/8d
d:梁の有効せい
コンクリートの引張応力は圧縮応力の1/10程度あるがヒビ割れが生じると引張応力を伝達できないため計算上は無視し鉄筋コンクリート材における引張応力はすべて鉄筋が負担する。
梁に貫通孔があると応力が集中し弱点となり、梁における設備用の貫通孔は応力が大きい柱際を避け中央部付近に設ける。
丸鋼を用いる場合や基礎梁を除く梁・柱の出隅および煙突に異形鉄筋を用いる場合には鉄筋の末端部分に必ずフックを設ける。
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