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■目指せ!建築士【建築施工】コンクリート工事
コンクリートの調合・強度に関する事項。
【SO-041】
●解説
調合強度はコンクリートの調合を決める場合に目標とする平均の圧縮強度であり、調合管理強度に強度のばらつきを考慮して割増した強度である。
単位水量は185kg/m3以下とし所要品質が得られる範囲で小さくし、単位水量の大きいコンクリートは乾燥収縮、ブリーディング筋、打込後の沈降等が大きく、粗骨材や鉄筋の下面の間隙量の増大、水平鉄筋、埋設物まわりの沈みヒビ割れを誘発する等、耐久性上好ましくない。
レディーミクストコンクリートのワーカビりティー、スランプ、空気量等の品質検査は荷卸地点において行う。
断面の大きな部材に打込むコンクリートは水和熱が蓄積され内部温度が上昇しヒビ割れが発生しやすく、対策として単位セメント量を所要品質が得られる範囲内で最小とする。
打設されるコンクリートのスランプと所要スランプとの差は下記の通り。
《スランプ許容差》
【所要スランプ】8cm未満 【スランプ許容差】+-1.5cm
【所要スランプ】8cm以上~18cm以下 【スランプ許容差】+-2.5cm
【所要スランプ】18cm超 【スランプ許容差】+-1.5cm
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