
■家族より優先される仕事など、この世に存在しない【その23】
老後と介護。
認知症の母親と共に生活をして、高齢者社会で生き抜くための心構えが少しずつ見えてきたような気がします。
家族を家に呼び寄せたり、友達と旅行に行ったり、人付き合いがなによりも好きだったは母親が一番心苦しいのは、ひとり孤独な中で生活しなければならない事でしょう。
当然ですが認知症では旅行や食事に行く事などできません。
友達も連絡したら迷惑ではないのかと感じている事でしょう。
そんな母親に潮が引くように友達は離れていきます。
言葉には出しませんがひとり家で生活している母親は、時折、旅行に行ったり食事をしたりした事を懐かしそうに語ります。
その言葉には何もできない悔しさや悲しさも含まれているよう感じます。
元は東海銀行(現・三菱UFJ銀行)の行員だった母親は、いい加減な事が嫌いで縦と横をピタリと合わせるような完全A型の几帳面な性格で将来に備えても生活していました。
それが数年前に認知症を発症し、その将来設計はもろくも崩れ落ちていきました。
この事から老後で恐ろしいのは生活でもお金でもなく、日常を忘れ身の回りの事が出来なくなる事です。
老後に一番備えなければいけないのは脳と心を鍛える精神力です。
将来を考え備える事より、不確実な物事を考える事を止めその時の本能で生きていく事が大切な事です。
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