イメージ 1
■目指せ!建築士【建築構造】木造
木質構造の釘接合部およびボルト接合部に関する事項。
【SO-056】
●解説
ボルトの引張耐力はボルトの材質および径による耐力または座金寸法か樹種による木材の耐力のどちらかで決まり、ボルトの長さには関係しない。
釘接合部のせん断耐力は側材として木材を用いる場合より鋼板を用いる方が大きく、側材が鋼板の場合には靭性が高くクリープも無い事や側材が木材のときは釘頭が側材にめり込む可能性があるため。
釘接合部、ボルト接合部のどちらにおいても木材に割れなどが生じないよう端あきおよび縁あきを適切に取る。
引張材において一列に10本以上並べて打った釘は繊維方向に割れる事を想定して許容せん断耐力を10%低減し、20本以上は20%低減する。
ボルトの締付けはボルトに適切な張力が生じるよう座金がわずかにめり込む程度とする。
■マンションコンサルティングオフィス ル-プデザイン (大阪:マンション管理士事務所)
http://loopdesign.web.fc2.com/