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■目指せ!建築士【建築構造】木造
木質構造の耐風設計に関する事項。
【SO-053】
●解説
塔状の建築物は低い建築物と比べて水平力が作用した場合、柱などに大きな軸方向力が作用し、水平力が大きい場合は柱や耐力壁の脚部には引抜きの力が生じる。
振止めや小屋筋かいは地震力や風圧力に対して小屋組が一体となって働くように補強する部材。
桁行方向の壁面に作用する風圧力は桁行方向に直角の耐力壁で支え、桁行方向壁面の見付面積が大きい場合は必要な耐力壁の有効長さは桁行方向に直角である梁間方向の方が長くなる。
速度圧qは下記のように計算する。
《数式》
q=0.6EV02
q:速度圧(N/㎡) E:風速影響を与える数値 V0:風速(m/s)
屋根に正圧が作用するのは風の進行方向に対して一定以上の傾きを持つ場合だけで、ほとんどが負圧となり、屋根の棟部分や軒先部分には局部的に大きな吹上力が作用する。
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