イメージ 1
■目指せ!建築士【建築計画】採光
日照、日射、採光に関する事項。
【SO-016】
●解説
南向きの鉛直壁面において、太陽高度は夏至の方が高いので1日あたりの直達日射量は夏至の方が少なく、北緯35°における南向き鉛直壁面が受ける1日あたりの直達日射量は冬至の方が夏至に比べ4倍弱程度多い。
室内のある点の明るさは、採光窓の状態を変えない限り、屋外の昼光の明るさと一定関係を保っており、室内のある面の明るさと屋外の明るさとの比は一定。
《昼光率の数式》
昼光率=室内のある点の照度/全天空照度×100%
天空日射量は、大気層で水蒸気や塵などにより乱反射された後に地上に達する日射量をいい、大気層の水蒸気や塵が多いと大気透過率が低くなり、直達日射量は減るが天空日射量は増える。
均斉度とは室内の最低照度を室内の最高照度で除した値であり、特に照度を必要とする作業面の中心を1とした場合、同一作業面の最低照度は1/1.5以上、作業面の周囲の最低照度は1/3以上、室内の最低照度は1/10以上の均斉度が望ましい。
《均斉度の数式》
作業面均斉度=作業面最低照度/作業面最高照度
太陽光の大気透過率は大気中の塵や水蒸気の量が多いと少なくなり、太平洋側では空気が乾燥し大気中の水蒸気量も少なく澄んでおり、冬期は湿度が高く大気中の水蒸気量も多い夏期よりも大気透過率は大きい。
■マンションコンサルティングオフィス ル-プデザイン (大阪:マンション管理士事務所)
http://loopdesign.web.fc2.com/