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■目指せ!建築士【建築計画】結露
結露に関する事項。
【SO-013】
●解説
カビやダニは高温多湿の夏期に発生しやすいが、冬期でも室温が高く結露を生じやすい壁面などはカビやダニを発生させやすい。
建築物の各室の絶対湿度は、室区画ではあまり変化しない傾向があるが、保温性の高い建築物でも非暖房室は暖房室よりも一段と気温が下がるため絶対湿度が高くなり結露が生じやすい。
冬期の窓面温度は、壁面温度よりもさらに低く、窓面近くの室内空気は冷やされるため結露が生じやすく、暖房機器を窓下に設置することで温度差を小さくし結露防止になる。
室内側壁面に生じる表面結露防止には、壁面の表面温度を露点温度以下にしない事が必要で、外壁の断熱性能を高める事が有効。
内断熱工法は、コンクリート内部の鉄筋部分や出隅部分がより冷やされてヒートブリッジを発生し結露が生じやすく、コンクリートは熱容量が大きくコンクリート壁が外気により冷えた状態になると室温を高くしても壁はなかなか暖まらず結露が生じやすく、外断熱工法を採用するとヒートブリッジ発生防止と外気による壁体温度低下を防ぐ事は結露防止に効果がある。
【用語】
ヒートブリッジ・・・外壁と内壁の間にある柱などが熱を伝える現象。
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