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■目指せ!建築士【建築構造】荷重
荷重および外力に関する事項。
【SO-038】
●解説
多雪区域においては、固定荷重、積載荷重および積雪荷重によって生ずる力の和を長期に生ずる力とし、数式は下記の通りなる。
《数式》
長期に生ずる力=G(固定荷重)+P(積載荷重)+0.7S(積雪荷重)
風圧力の計算に用いる風力係数は風洞実験によって求めるか、建築物等の形状等に応じて国土交通大臣が定める値であり、風上壁面では地盤面からの高さ5m以上、都市化が著しい地域では10m以上の部分については高い部位ほど風力係数が大きくなるが、その他の壁面では高さに関係なく一定の値となる。
建築物の地上部分の地震力については、各階の床面に作用するものとし、その値はその階より上部の固定荷重と積載荷重の和に、その階の地震層せん断力係数を乗じて計算する。
地下水位面より下部の地下外壁では、水圧が作用するので地下外壁に対しては土圧だけでなく水圧も考慮する。
屋根面における積雪荷重が不均等となる恐れのある場合は、その影響を考慮して積雪荷重を計算する事になるが、これは積雪荷重が不均等な分布になった場合に偏心荷重により不利になる可能性があるためである。
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