
■マンションで一番厄介な漏水事故【その3】
漏水原因住戸の居住者と連絡を取り、室内を調査させてもらう。
キッチンの給水管や排水管、ユニットバスの給水管や排水管を見たい。
当然だがこれら水管系はすべて内装内部に隠れて見えない。
ではどうするのか。
まずは出来る限りの事をする。
ユニットバスには浴槽横に点検口があるので、そこを開けて見てみる。
いきなりビンゴである。
なんとユニットバス下部の床スラブが水浸しである。
水栓の給水管結合部分が劣化しそこから水が滴っている。
下階の漏水被害住戸の漏水場所はユニットバス真下ではないから、少しスラブ内を流れて違う場所で漏れていた事になる。
早速、漏水原因住戸の居住者に、今日からお風呂の使用は禁止してくださいと伝える。
当然、困惑した様子の居住者だが、お風呂を使えば漏水被害は収まらない。
厳しい態度のわたしに、しかたないという顔をした居住者は2月の厳冬のなか銭湯に行かなければならなくなった。
しかも漏水修繕工事が終わるまでの毎日だ。
※画像はイメージであり本文とは関係ありません。
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