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■昭和を感じる大阪の顔、大阪駅前ビル【その7】

なぜ、このようなビルが誕生したのか?

それは戦後、大阪市一帯が空襲で焼け野原になり、その後、大阪駅前も不法占領され闇市が形成されたようです。

さらに人の土地を勝手に貸して賃料を得ている手配師という者までいたそうです。

この時、元の地主が占有者から土地を取り戻すため裁判沙汰になった際、他人の不動産を侵奪してはいけない不動産侵奪罪という法律が出来たそうです。

戦争という爪痕がいまだに権利関係の複雑さという副作用で大阪駅前一等地をむしばんでいます。

その後、日本はもはや戦後ではなく高度経済成長期に入り、西日本最大の都市・大阪の顔、大阪駅前がバラック小屋の密集地では、大阪、いや、日本の恥という事で都市計画を策定し近代建築物を建設する事になりました。

ただ、その占有者の権利関係が複雑で、借地権、借家権、転借権がてんこ盛りに絡み合って、結局、等価交換方式で区分所有建物になったそうです。

そしてこの大阪駅前ビルは区分所有建物のため、築年数が古くなり建替する際はマンションと同様に各権利者の同意を得て進めなければならないそうです。

全棟そうなのか分かりませんが、大阪駅前第3ビルは区分所有者協議会となっているので、各権利者が多数いる区分所有建物ですね。

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