
■木造集合住宅:曽祖父が建てた祖母の家の家【その5】
ただ、こんな大好きだった祖母(おばあちゃん)の家も、築100年近くの老朽化や高額な修繕費に耐えられなく解体される事になりました。
戦争で祖父(おじいちゃん)を失い、終戦から53年近くこの家と家族を一人で守ってきた祖母(おばあちゃん)も、家屋解体する当日の朝、仏壇の前で倒れているのを家族が発見。
何か因縁めいたものを感じました。
祖母(おばあちゃん)は病院に入ったまま、成願寺に帰る事なく5年後に亡くなりました。
当時の成願寺の思い出は何一つ現存していませんが、偶然、解体される前にカメラで撮影して写真として残っているのがせめてもの救いです。
曽祖父(ひいおじいちゃん)の気質を受け継いだわたしもマンション管理を生業とし、こうして少しでもお役に立てればとの思いで活動しています。
わたしの理想は、日本の原風景が残る過疎地に木造集合住宅を建設する事です。
その住宅には高齢者、小さい子供がいる若い家族、障害者、若者らが協力しながら生活し、駅前には便利や効率とは無縁の商店街、銭湯、演芸場、旅館などがあり、そこだけゆっくりとした時間が流れているような空間を空想しています。
ひいじっちゃんの名にかけて!
実現したいな、なんて夢見ています。
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