
■木造集合住宅:曽祖父が建てた祖母の家の家【その4】
曽祖父(ひいおじいちゃん)の話は祖母(おばあちゃん)や母(おかあさん)から聞いたりしていました。
曽祖父(ひいおじいちゃん)は二度、結婚していて、最初の奥さんが名古屋市東区にある尾張徳川家の菩提寺でもある建中寺の娘さんだった事。
この最初の奥さんは、娘さんを1人生んで若くして病気で亡くなったそうです。
二度目の奥さんの曽祖母(ひいおばあちゃん)は愛知県一宮市あたりの出生で、祖父(おじいちゃん)は二度目の奥さんの子供だったため、残念ながらわたしには徳川家の血は1滴も入っていません。
曽祖父(ひいおじいちゃん)と曽祖母(ひいおばあちゃん)の間には、祖父(おじいちゃん)と娘が4人いたそうです。
そのうちの1人の娘が、神奈川県横浜市の事業家に嫁いだそうで、たぶん、このあたりの縁で参考にした家も横浜市だったのではないかと推測できます。
曽祖父(ひいおじいちゃん)は、祖母(おばあちゃん)や母(おかあさん)に仕事の話を一切しなかったそうで、実際に何を生業としていたか分かりませんが、なにか村長みたいな事をしていたそうです。
だから愛知県庁から人力車が迎えに来たり、愛知県か名古屋市か忘れましたが曽祖父(ひいおじいちゃん)の功績をたたえて表彰されたそうです。
また、跡取りがいなかった時期には成願寺で代理の和尚さんもしていました。
こんな粋な曽祖父(ひいおじいちゃん)が建てた木造家屋。
一番気に入っていたのが玄関入った廊下突き当りの丸窓の明かり取り障子の装飾。
玄関入ってすぐに3畳程のお客さんを待たせる間もお洒落だなと感じました。
その玄関天井の織り重なった木皮編織板の装飾も好きでした。
そして彫刻欄間。
当然、彫刻が施してあるため両面から見る事ができますが、表と裏がぜんぜん違う意匠になっている事に、その彫った職人さんの技術と想像力に驚きました。
彫刻欄間は和室だけなく廊下や便所までにも設置してありました。
そんなに広くはありませんが庭の造りも好きで、松などの合間に配置された灯篭や手洗い鉢に池、それに庭石に生えた苔にはこだわりがあったそうです。
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